こんにちは、辻せいやです。
前回は、「宅建を取って本当によかった」と思う理由をお話ししました。
今回は宅建試験の構成や配点、科目ごとの特徴について解説していきます。
「どの科目から手をつけるべき?」
「合格ラインって何点くらい?」
そんな疑問がある方にとって、勉強の“地図”になる内容です。
■ 宅建試験は全50問、マークシート方式!
宅建試験は、全50問の四肢択一式(マークシート)で行われます。
試験時間は2時間。1問あたり2分強と、意外と時間に余裕はありません。
■ 科目構成と問題数の目安
科目 問題数(=配点)
宅建業法 20問(20点)
民法等(権利関係) 14問(14点)
法令上の制限 8問(8点)
税・その他 8問(8点)
※すべて1問1点で、50点満点です。
■ 合格点は?絶対評価じゃないの?
宅建試験は絶対評価ではなく、相対評価です。
つまり「○点以上で全員合格」ではなく、全体の上位15〜17%程度が合格する仕組みです。
そのため合格点は年度ごとに変動しますが、35〜38点が合格点の目安になります。
ちなみに、これまでの最高合格点は38点(令和2年度10月実施試験)。
■ 宅建業法からスタートがおすすめ!
得点源にしやすく、出題傾向も安定しているのが「宅建業法」。
20点分という配点も大きく、まずはここをしっかり押さえるのがおすすめです。
一方、「民法(権利関係)」は抽象的な問題が多く、つまずきやすい科目。
避けがちですが、実は合格を左右する超重要パートです。
■ 勉強の順番を決めるだけで、かなり楽になる
試験に向けてまずやるべきなのは、「科目ごとのボリュームと難易度の見極め」。
これを知っておくだけで、勉強に対するストレスがぐっと減ります。
■ 「満点を狙う」必要はありません!
私が初めて宅建試験を受けたとき、「全部理解しないとダメなんじゃ?」と完璧主義に陥ってしまいそうになりました。
でも実際は、
✅ 苦手分野は切っても合格できる
✅ 取るべき問題(業法など)を確実に取る戦略が大事
この割り切りが合格のカギになります。
■ 次回は「宅建業法」の最初のつまずきポイントを解説!
次回からは、宅建試験の主要4科目を1つずつ深掘りしていきます。
まずは、得点源になりやすく出題傾向も安定している「宅建業法」からスタート。
「覚えることが多すぎる…」「どうやって暗記すれば?」と感じやすい科目でもありますが、
私なりの乗り越え方を詳しくお話ししていきます!
勉強法に迷っている方も、これからスタートしようとしている方も、
「宅建って、ちゃんと道筋があるんだ」と思ってもらえたらうれしいです。
次回の投稿もお楽しみに!