営業じゃなくても、“自分らしく”働ける道はある
こんにちは、辻せいやです。
今回は、私が現在従事している「商業施設の管理業務(事務職)」についてお話しします。
この仕事に出会ってから、「やっと自分に合った働き方ができている」と感じることが増えました。
■ 今の職場の“ちょうどよさ”
私が働いているのは、大手のディベロッパーではありません。
いわゆる「自社保有物件」の管理業務、つまり自社物件の管理事務です(←私が現在従事している職種です)。
このスタイルが、想像以上に働きやすいと感じています。
自社物件だから、無理に取引先を説得する必要がない 業務が社内で完結しやすく、スピード感もある 宅建士としての知識が、契約事務や管理対応にしっかり活きる
営業時代のような「数字のプレッシャー」や「休日の急な電話対応」もなく、
精神的にも体力的にも、ちょうどよい働き方ができています。
■ 宅建士で目指せる“営業じゃない働き方”
「宅建=不動産営業」というイメージを持っている方も多いと思いますが、
実際には営業以外でも宅建資格が活かせる仕事はあります。
たとえば、こんな職種です:
自社物件の【管理事務】(←私が現在従事している職種です) 【宅建事務(契約対応)】 → 賃貸契約書の作成や重要事項説明書の準備など、宅建士の独占業務が中心。 法人・個人を問わず、契約実務に携わります。職場によっては分業制で書類作成だけを担うケースもあれば、 管理や接客とセットになっていることもあります。 ルーティン性がある反面、物件情報や法令の変更に合わせて情報を都度アップデートする必要があり、 細かいチェックや修正作業に気を遣う場面も少なくありません。 【分譲マンション管理会社】のフロント職 【法人の不動産管理(固定資産・社宅関連)】 → 一般企業の総務・人事部門などで、社宅契約や固定資産の管理を行う業務。 宅建士の資格があると、不動産関連の契約書チェックや法的な観点での助言ができると評価されやすく、 実際に未経験でも採用につながるケースがあります。
■ 「賃貸管理」は人によってはきついかも?
一方で、営業以外でも「きつい」と感じる仕事もあります。
それが「賃貸管理」の仕事。
理由はシンプルで、自社所有の物件ではなく、他人が所有する物件を預かっているからです。
オーナー対応(修繕・家賃・契約更新など) 入居者からのクレーム対応(24時間対応の会社も) 繁忙期の業務量の多さ
私が賃貸仲介営業をしていた頃、管理会社の担当者とやりとりする機会も多く、
休みの日でも電話をすればすぐ対応してくれるその姿に、
「正直これはしんどいかも…」と思ったこともあります。
■ 宅建士=「信頼される人」の証明になる
宅建士は、不動産業界では“信頼の証”といっても過言ではない国家資格です。
法律や契約に関する知識をもとに業務を行うことから、しっかり勉強してきた人・責任ある仕事を任せられる人、という評価につながりやすいです。
私自身、「宅建に合格した」というだけで、それまでとは違った見られ方をされるようになりました。
たとえばこんなふうに思われることが増えました。
「ちゃんと努力できる人なんだ」 「法律や書類業務にも強そう」 「基礎力があるから他の分野の勉強もきっとできる」
これは宅建業界に限らず、事務職全般(総務・経理・管理部門など)にも通じる印象です。
「まだ経験はないけど、宅建に受かった人ならやるだろう」と思ってもらえることは、採用面でも大きな武器になると実感しています。
■ 宅建資格は「道具」。どう使うかがカギ
宅建士資格は、働き方の選択肢を広げてくれる“道具”のようなものです。
私自身、宅建を取ったからこそ今の働き方に出会えましたし、
営業職で苦しんでいた過去の自分にも、声をかけてあげたくなります。
「営業以外の道を選んでもいい」
「資格を活かして、自分らしく働くことはできる」
このブログでは、そんな可能性を一つずつ伝えていきたいと思っています。
次回の投稿もお楽しみに!